1111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111
【エサ釣り編】  船からの落し込み釣り  黒鯛専門の釣り方  シーバス・黒鯛の釣り方  使用するエサ
 釣れる条件・釣れない条件
【ルアー編】  デイゲームの狙い方  ナイトゲームの狙い方  釣れる条件・釣れない条件
【その他】  シーバスは、「エサとルアー」どちらが釣れるの?  TOPへ戻る






目次
 1.釣りが可能な季節
 2.釣れる黒鯛のサイズ
 3.当日の釣果について
 4.アタリの数とバラシについて
 5.黒鯛の釣れ方
 6.昼と夜の比較
 7.日本記録に挑戦




1.釣りが可能な季節
 
 私のホームグランドの場合、黒鯛の釣れる時期は5月〜10月中旬までとなり、良い釣果に恵まれる時期が6月〜9月末頃までとなります。
 
 しかし、この仕事をはじめてから海水のニゴリの発生状況が悪くなり、イメージ通りの釣れ方がしなくなってしまいました。
 その原因は、東京温暖化による南風吹きっぱなしが海水に悪影響を与えていると思われます。
 毎年、「今年こそは良いニゴリが発生しますように!」と祈っています。(^o^)

黒鯛の釣れる季節 (釣れるサイズ=40cm以上の数) 
□4月末〜5月初旬
□5月中旬〜5月末
□6月前半〜6月中旬
□6月中旬〜6月末
□7月前半〜7月末
□8月前半〜8月末
□9月前半〜9月末
□10月前半〜10月中旬
□10月中旬〜10月末
□11月〜11月中旬
 運が良ければ、1〜3匹釣れる程度
 3〜8匹
 5〜15匹

 7〜20匹
 5〜15匹(梅雨の影響でイマイチ)
 7〜20匹

 5〜15匹
 2〜7匹
 運が良ければ、1〜3匹釣れる程度
 黒鯛は釣れなくなる


□コメント
 表内の釣れる数は2005〜2008年までの状況を参考に記載しています。

 但し、6月末頃〜7月末頃まで続く梅雨や台風接近による大雨の影響で海水のニゴリが無くなると、近年最悪の状況となるケース多くなりました。
 よって、近年の釣果は、大雨が降るか降らないかで釣果が左右されるとお考えください。


 年間を通し、海水のニゴリ具合と魚の入り具合の関係で、6〜9月中旬までが良い釣果を出しています。
 イメージとしては、堤防の黒鯛シーズンとほぼ同じです。

 海水のニゴリがあれば5月中旬頃からポツポツと釣れるのですが、数釣りができない日が多く、釣れても8匹以下と少な目です。
 6月に入ると日に日に状況が良くなり5〜15匹ぐらい釣れるようになります。
 そして6月中旬頃から本格的な黒鯛のシーズンインとなり、9月末頃まで楽しい釣りができるようになります。

 良い釣りができるのは9月末までで、10月に入ると突然釣果が悪くなり、2〜7匹程度の釣果となります。
 そして、10月中旬以降は間違って釣れる程度となり黒鯛釣りのシーズンが終わります。


 私しのホームブランドである東京港の場合、黒鯛は年間を通し釣ることが可能です。
 しかし、1日真剣に狙ってボーズとなったり、たまたま2,3匹釣れたりと、釣れない日の方が多いので真剣には狙いません。

 黒鯛は昔から回遊魚と言われており、春先のノッコミに始まり、秋の落ちで1年が終了すると言われています。
 しかし実際には、季節に関係なく、横須賀方面から東京港へ回遊する黒鯛と、東京港から横須賀方面へ回遊する黒鯛います。

 この件はタグ&リリースによる調査でわかった事です。
 また、、1年中同じ場所に居付く黒鯛もおり、黒鯛を1年中狙う事ができる釣り場がアチコチに存在します。

 黒鯛が回遊しない要因はわかっていませんが、昔から行なっている黒鯛の稚魚放流事業が、居付きの黒鯛を増やした要因ではないかと言われています。

 その他、工場地帯から海に流す温排水の影響から、回遊しなくとも湾内に生息しやすい条件が揃っているのではないかなど、様々な意見がありますが、その詳細についてはわかっていません。

 東京港内にも、このような居付きの場所がアチコチにあり1年中狙う事ができますが、私の行なう落とし込み釣りではコマセなどの寄せエサは一切巻きませんので、釣れない時の退屈さが辛抱できづ狙わない事にしています。

 黒鯛釣りをはじめた当初は、1日1回のアタリがあれば満足していたのに、今ではアタリの無い釣をする根性がなくなってしまいました。(^o^)

 同様に、当船のお客さまも船からの釣りの魅力にドップリ浸かり、堤防の釣りができなくなってしまった方も多いです。





2.釣れる黒鯛のサイズ
 

 黒鯛シーズンを通し、比較的良く釣れる魚の平均サイズは、42cm(1kg前後)から48cm(1.8kg前後)の間です。
 レギュラーサイズ割合は、42〜45cm=全体の5割、46〜48cm=全体の5割程度となります。

 今までの経験で、狙うポイントに入った魚の群れにより平均サイズが変化するようです。
 例えば、2週間前までは45cm/1.5kg前後が多かったが、1週間前頃から40cm/1kg前後が多くなってきたなど、2,3週間単位で変化するように思います。


 また、50cm(2kg前後)〜53cm(2.4kg前後)の魚も良く釣れますので、記録更新を狙う方にはお勧めです。
 もちろん、お持ち帰り可能ですが魚拓は取れませんのであしからず。
 但し、54cmのサイズまでは比較的良く釣れるのですが、55〜56cmクラスはたまに釣れる程度と極端に少なくなりなります。

 漁師になってからは正式に計った事はないのですが、58cmぐらいまではなんとか釣れます。
 しかし私は、60cmオーバーの黒鯛は釣ったことがありません。

 ニゴリの無い時には、推定65cm前後のバケ物サイズの黒鯛が時々見えますのでチャンスは多いにあります。
 また、何人ものお客さんが大物を目撃しておりますので、いつ大物がヒットするかわかりません。

 そして黒鯛ヒット時、今まで体験した事のない強い引きを体験すると、船からの釣りの凄さと自己記録更新のチャンスが目の前にある事を悟ると思います。
 とは言え、皆さん最終的にはハリハズレやブッチンで大物をサヨナラしていますが・・・。


 皆さん、船からの落とし込み釣りで釣れる平均サイズに関し、東京湾にある堤防で釣れる平均サイズよりかなり大きいと感じませんか?

 私もこの釣り方を発見した時、コンスタントに釣れる黒鯛のサイズにビックリしました。そして48〜52cmの黒鯛が簡単に釣れてしまうので、45cmの黒鯛を釣っても小さい黒鯛に見えてしまいます。

 この釣れるサイズが大きい事と、下記の項目に記載してあるアタリの多さが船からの落とし込み釣りの魅力です。
 ちなみに、お客さんが大物をヒットさせた時の体験談を『マリンエンジュエルボード』の項目に載せていますので興味のある方はご確認ください。
 また、私が日本記録と思われるサイズをヒットさせた話しは、この項目の最後に記載してあります。


□参考:地方遠征
 東京湾の場合、港湾地域への立ち入りを禁止されている場所が多く、黒鯛を狙うことのできる堤防が極一部と限られています。
 この関係からキチガイの黒鯛師は地方遠征を繰り返します。

 地方に遠征した友人の話では、東京湾以外の場所では釣り可能な岸壁や堤防が数多く存在し、どこの堤防も釣り人の数が少なく、とても魚影が濃いので『黒鯛天国だ!』と話しています。
 釣り雑誌掲載されている写真を見ても、同様の風景が見て取れますので大変うらやましいです。

 地方から東京に遠征される方は、人の多さを見るだけで魚を釣る意欲が無くなるのではないでしょうか?
 土曜日・日曜日ともなれば、人・人・人です。
 堤防の上を遠くから見ると、まるで鳥山状態ですので黒鯛が釣れないのもうなずけます。

 黒鯛のアタリの出方や活性に付いて考えた場合、東京湾の黒鯛と地方とでは違いがあるようです。
 遠征した釣り仲間の話では、黒鯛特有の止まるアタリより、ヒッタクッテ行くアタリが多いとの事です。

 そして、エサを吐き出したりするおりこうさんの黒鯛は少なく、止まるアタリに神経を使う釣りではないそうで、関東の黒鯛と地方の黒鯛とでは全く別の種類の魚に感じるそうです。

 遠征が大好きな釣り仲間の話では、落し込み釣りによる釣り方で、東京湾のように大型の黒鯛がそろう場所は少ないそうです。
 この度チャーターの仕事をはじめた事により、大物が多い東京港のスゴサが有名になる日が近いかもしれませんね!




3.当日の釣果について 
 その日の釣果は、海水のニゴリ具合で大きく左右されます。

ニゴリの濃度による釣果の違い
 ニゴリが良い場合: 少なくて4匹/普通で7〜15匹/食いが良い状態で15〜25匹
 ニゴリが薄い場合: 0〜5匹と、かなり釣果が悪くなりますので注意が必要です。

 アタリの回数は、キャッチ数の約2,3倍の数字となりますので、5匹釣った場合は、10〜15回前後のアタリがある計算になります。
 この数字は、釣り人の技量や運により、『アタリの数・バラシの数・キャッチ数』が変動します。


最高の条件
 ニゴリの良い条件では、水面から1〜3cm下の状態までしか見えません。
 この様に、水面下の状態が殆ど見えない状態が最高の条件となります。


普通の条件
 10cm下が薄っすらと見える条件。

 このニゴリ具合が比較的多く、ごく普通の条件となります。
 最高条件に比べ1,2割程度、釣果が悪くなります。


やや悪い条件
 50cm下が薄っすらと見える条件。

 良い条件に比べ2,3割程度釣果が悪くなります。
 但し、運が良ければ見える黒鯛を釣る感動を味わうことができます。


悪い条件
 1m下まで薄っすらと見える条件。

 ボーズになる危険性が高くなります。
 魚から人間の姿が見えてしまう関係で、黒鯛は逃げてしまったり、警戒しエサに反応しなくなります。

 人間のワナに気づかなかった魚が運が良ければ釣れるといった具合で、釣れたとしても2〜7匹です。
 但し、運が良ければ見える黒鯛を釣る感動を味わうことができますので、考え方を変えれば、黒鯛の習性を学ぶには最高の条件となります。

最悪な条件
 3m下まで見える条件で、人間の姿が丸見えとなる関係で9割5分釣れません。


絶望的な条件
 5m以上下まで見える条件で、魚に人間の姿・ハリ・ハリスなど仕掛けまで見切られますのでボーズになる可能性大です。



 平均的な釣果は上記に示した通りですが、実際はこの数に、「魚をバラシた数」、「スッポヌケの数(エサが口の中から出てくる現象)」、「エサ潰されの数」がプラスされますので、トータルで考えると、キャッチ数の数字の2,3倍近くのアタリがある計算になります。

☆まとめ
 上記の表のように、当日の釣果はニゴリの濃度で左右されます。
 この為、前日までの状況と当日予想される風向きで、当日何匹ぐらい釣れるか予想する事ができます。

 ご予約された方には、前日の最終打ち合わせの際、海の状況についてご報告致します。
 状況が悪ければキャンセル(手数料不要)が可能です。

4.アタリの数とバラシについて



 
 アタリの数は、黒鯛を狙う季節とエサの種類で異なります。
 また、船からの釣りでは、バラシの数は堤防やテトラからの釣りに比べかなり多くなります。
 この件について、簡単にご説明します。

40〜50cm級の黒鯛を、船の上から10匹釣る場合の平均値
 アタリの数は、17〜19回となり、内訳は下記の数字となります。
 ・エサ潰され= 2回 程度
 ・スッポヌケ= 3回 程度
 ・ハリ外れ、ヤリトリの後に外れる= 2〜4回

スッポヌケ=竿に魚の重みを乗せた瞬間にエサが口の中から出てしまう事

 以上の結果から、スッポヌケやハリ外れによるバラシの数で釣果が大きく左右されることがわかると思います。
 もちろん、このデータは、この釣りに慣れている私の技量によるものですので、この釣りに慣れていない皆様の場合、「エサ潰され」の数が増える結果となります。

 エサ潰されの原因は、黒鯛特有の
『止まるアタリ』を見落とししてしまうからです。
 潰される時は、仕掛けの投入後、3〜5秒の間に止まるアタリがでるので、つい見落としがちです。

 年中この釣りをしている私でもエサは潰されます。
 まあ、全ては経験と慣れでカバーできますので、当船に乗船し無駄遣いして頂ければ、エサ潰されの屈辱が少しずつ減ると思います。(^o^)
 尚、この対策については釣りを行なう際にご説明します。


季節によるアタリ数の違い
□5月の状況
 5月の前半は当船の釣り方で黒鯛が釣れだす季節。
 釣れはじめイコール魚が入りはじめる季節ですので、アタリの数は0〜15回程度と少な目です。
 (アタリの平均数:5〜10回)

 5月中旬から後半にかけては日に日に状況が良くなり、アタリの数は5〜20回程度と少しずつ多くなります。
 (アタリの平均数:10〜15回)

□6〜9月の状況
 黒鯛の本格的なシーズンインとなり、アタリの数は15回以上と多くなります。
 アタリの数は魚の入り具合・海の条件・風向きで左右されますが、運が良ければ50回以上アタリのある幸運に恵まれる事もあります。

□10月の状況
 10月は黒鯛の落ちの季節となり、日に日にアタリの数が5〜20回程度と減りはじめます。
 そして10月中旬頃には、0〜5回程度に減り黒鯛のシーズンが終わります。

□海水のニゴリによるアタリの違い
 当船の行う船からの落し込み釣りは水深4mまでの表層を狙う釣り方の為、5〜10月までのシーズンを通し、海水のニゴリ具合がアタリの数に影響を与えます。

 イメージ的には、ニゴリの良い時にはアタリが多く、ニゴリが薄い場合はアタリが少なくなります。
 また、スミスミの条件ではアタリの数が0〜5回程度と極端に少なくなりますので、乗船されるお客さまには海水のニゴリと当日予想できる釣果をお話し、予約日に出船するかキャンセルするかの判断をして頂いています。


参考:はじめて船からの落し込み釣りをされる方へ
 黒鯛を専門に狙う場合のエサは 『カニ・ツブ(カラス貝)』をメインで使用しますが、はじめてこの釣りを体験される方は、エビエサを使ったシーバスと黒鯛を共に狙う釣り方で、アタリの出方を確認されるのが良いと思います。

 ハッキリ申し上げて、シーバスを同時に狙う釣りの方が頻繁にアタリがあるので面白いです。
 ところが、いらっしゃるお客さんの殆どの方が黒鯛狙いの為、シーバス狙いは黒鯛が釣れない時の釣り物となり、外道としての扱いになってしました。(~o~)

 表現を変えると、「シーバスは釣りたくない」、「1匹の釣果でも良いので黒鯛を釣りたい」とおっしゃる方が殆どなので、エビエサを使った釣り方は極たまに行う程度となりました。

 ちなみに、シーバスと黒鯛を同時に狙う場合は、エビエサを使用しますが、黒鯛のシーズン中は黒鯛のヒット率が悪くなります。
 理由は分かりませんが、2,3割アタリが少なくなります。
 
 逆に、良い結果もあります。
 カニやツブのエサでの食いが悪い時は、エビエサでの釣果が良くなる場合もありますので釣果は運しだとなります。

 また、カニやツブを使用した場合、エサを潰されて終わることが多いのですが、エビエサは不思議と吐き出さずにくわえていることが多いので、アタリを見落とした時には効果があります。


船からの落し込み釣りでバラシが多い理由
 一般的に黒鯛という魚は、ハリハズレによるバラシや、聞き合わせの際のスッポヌケが多い魚です。 (対象サイス=40cm以上)

 そして、東京湾に存在する一般の堤防からの釣りに比べ、船からの落し込み釣りはアタリの数が多いことから、特別バラシの数が多いように感じると思います。

 当船では『釣果情報』の項目に当日のアタリの数を事細かく記載しております。
 その理由は、当日乗船されたお客さまが当日の釣果を振り返り、「バラシを減らすにはどうすれば良いか?」を真剣に考えていただく為に記載しております。

 この屈辱による「反省と次回乗船の際の対策」がこの釣りには重要で、バラシ対策を行わないと、いつまでたっても良い釣果に恵まれずバラシのオンパレードが続いてしまいます。

 ちなみに、釣果情報に載せてある当日のアタリの数は正確なものです。
 実際には黒鯛のスッポヌケによるアタリなのか、それとも根ガカリなのかの判断できないものが多く、確実なアタリと判断したもの以外はこの数に含めておりません。

 よって、当日のスッポヌケによるアタリの数が10回あったと考えた場合、その数に含めない『スッポヌケか? 根ガカリか?』の判断ができないアタリが5〜10回ぐらいある計算となります。


 また、船からの落し込み釣りの場合、堤防やテトラの釣りに比べ、ヤリトリの最中のバラシやスッポヌケが多くなる傾向があることを自分の経験からわかっています。

 その理由について考えた場合、ヤリトリの最中の竿とラインの角度に問題があるように感じます。

 堤防やテトラの場合、魚とのヤリトリは仕掛け(ライン)をホボ垂直・真上方向に上げながら行うのに対し、船からの釣りの場合、若干横方向に引っ張り上げるスタイルの釣りとなります。

 そして、船の位置と狙うポイントによる距離が離れれば離れるほど仕掛け(ライン)の角度が横方向へ引っ張るスタイルとなります。
 この横方向へ引っ張る行動がハリがかりを悪くさせ、スッポヌケやバラシの数が多くなる要因ではないかと考えております。


 表現を変えると、堤防やテトラの釣りでは、仕掛け(ライン)をホボ垂直・真上方向に上げながら行います。
 よって、『釣り人が先手を取り魚をリードしやすい』ので、バラシにくいのではないかと思っています。
 [実際には魚の顔側を少し斜め方向へ引っ張っている感じ。イメージでは犬を飼い主がヤヤ引っ張りながら歩いている感じ]

 それが船の上からだと、ヤリトリの最中に立ち位置を大きく変更できないので、どうしても魚とヒッパリッコをするスタイルになります。

 よってハリスの限界を感じながら、ラインを出したり巻いたりしながら魚を水面に浮かす行動しか行えないことが、バラシが多い原因だと思います。
 そう、魚の顔を思い通りの方向に強制的に向けてリードできないことが、ヒッパリッコしてしまう要因なのです。


 そしてもう一つは、実際にお越しになるお客さんは慣れない船の上でのヤリトリとなる為、どうしても不自然な体勢でのヤリトリとなってしまい、バラシの数に影響がでるように感じます。


 このバラシの数の問題は、釣り船の仕事を始めてからわかったこともあります。
 それは、竿の硬さや釣り人の聞きあわせのタイミングによりバラシの数が変化するとゆうことでした。

 同じハリ・同じガン玉の大きさ&付け方・同じ大きさのエサ&挿し方をしても、片一方の釣り人はヤリトリの最中のバラシが少ないのにもかかわらず、もう片方の釣り人はヤリトリの最中にばらしまくるのです。
 そして、竿を固めの竿に変えたところバラシが減り、相棒と同じ程度のバラシの数に落ち着きました。

 とゆうことは、聞き合わせの際に起こる、チョットした竿のしなり具合でバラシの数が変化するということです。
 なので、バラシは竿の硬さと聞きあわせのタイミングで変化するということです。

 落し込み釣り師は人それぞれ自分のお気に入りのハリがあります。
 大きさ・形状・ヒネリ具合・メーカーなど多種多様のものがありますが、お気に入りとなる理由の一つが「ほかのハリに比べてバラシが少ない」との理由ではないでしょうか。
 それこそが信頼感に繋がり、お気に入りと判断する材料となります。





5.黒鯛の釣れ方

 条件が比較的良い場合の釣れ方としては、ポツリ・ポツリと少し間隔を空けながらアタリがあります。

 黒鯛は群れで行動すると思うのですが、釣れる場所は1匹・1匹少し距離を置いて生活しています。
 エサを探しながら泳いでいる魚もいれば、1つの障害物を、まるで自分の縄張りのように占拠して動かない魚もいます。
 この為、連続ヒットは余りありません。

 連続ヒットは、釣り人にとって最高の喜びなのですが、残念な事に時々しか体験できません。
 頻繁にアタリがある時は、『魚の群れが入っているので釣れる』のでは無く、『突然食いが立つ』と言った感じです。

 ポイントによっては、2,3回エサを落せば釣れる可能性の高い場所が多数ありますので、当船では色々なポイントを効率良く探り黒鯛を狙って行きます。


 黒鯛狙いに的を絞り釣りを続けるとすると、10〜30分間隔でポツポツとしかアタリがありません。
 ひどい時は、2時間もの間、アタリが無い事も良くあります。

 このアタリの無い時間を防ぐ為、エビエサを使いシーバスと同時に狙う事をお勧めします。
 飽きる事なくアタリがあり魚が掛かかりますので、黒鯛がヒットするまでの時間を楽しませてくれます。

 尚、前日までの状況によっては、カニ・ツブ(カラス貝)のエサを使い、黒鯛狙いに絞ったほうが良い場合もあります。
 この判断は私にお任せ下さい。
 まあ、殆どのお客さまが黒鯛狙いなので問題は無いと思いますが・・・。(^。^)


☆ご注意
 ここ最近、エビエサが取れませんので、エビエサが無くなった段階で、カニ・ツブ(カラス貝)のエサを使った黒鯛専門の釣り方に変更させて頂きます。





6.昼と夜の比較
             
 この釣りが可能なのは昼間で、夜は殆ど釣れません。
 原因は全く分かりませんが、暗くなると突然釣れなくなります。

 例えば、3〜6分に1回アタリがある状態が、辺りが暗くなると突然10〜15分に1回となります。
 そして、時間がたつにつれアタリが遠のきます。

 私の推測ですが、夜はエサの発見に時間がかかるようで、5〜10秒間1箇所にエサを止めておかないと食いが悪いようです。

 堤防の釣りとは異なり、船は風と潮の影響で常に動いていますので、エサを1箇所に止めることが難しくなります。
 この異常な動きで黒鯛が警戒するのだと思います。

 また、シーバスやメバルのように光に集まる習性は無いようで、昼間良く釣れるポイントも、夜になり街灯の明りが差し込む頃には釣れなくなります。
 以上の理由により、当船では昼間の黒鯛狙いがメインとなります。




7.日本記録に挑戦     
 シーズンに入ると私のホームグラウンドは数多くの黒鯛が生息します。
 海水のニゴリが薄い時には、推定60cm以上の魚を時々目撃します。

 しかし・しかし・・・
 脱サラし、この仕事を選んだ瞬間より、「日本記録を釣るのは自分だ!」と意欲を燃やしていたのですが、結果は60cmを超えていません。(~_~;)

 私が聞いた話しでは、東京湾で釣れた60cm以上の黒鯛は5匹です。
 いずれも魚拓があり、2匹は私のホームグランド(夜の落しこみ釣り)、1匹は横浜沖提、1匹は久里浜方面(昼間の落とし込み釣り)、1匹は釣り船からのコマセ釣りです。


 このぺージでは、私と友人の体験談についてお話致します。
 信じる信じないは、皆さんしだいですが・・・。(^。^)


☆体験1
 誰も信じてくれませんが、間違い無く70cm以上と言う黒鯛をH.11年にバラシました。
 9月か10月かは忘れましたが、確認した時の魚の大きさは今でも目に焼き付いています。

 その日のニゴリは薄く、水面から1m下が薄っすらと見える状況でした。
 黒鯛狙いには最悪の条件でしたが、当日はシーバスを狙っていました。

 釣り方は、エビエサを使った船からの落し込み釣りです。
 ヒットした場所は堤防の岸壁、水深は海面から2〜3mの場所です。

 ヒットした瞬間の行動は、ノソノソしていましたので、黒鯛か70cm以上のスズキだと確信しました。

 通常は即効でキャッチする為に、優しいヤリトリを行いながらタモの準備をするのですが、ところがこの魚は全く抵抗せず、すんなりと船の真横、水面下20〜30cmの所まで上浮いて来てしまったのです。

 なんと、この魚は黒鯛で、70cmを優に超えるバケモノでした。
 この瞬間、黒鯛と目があってしまい、「アッ!」と思った瞬間、黒鯛も現在の状況が分かり、約2秒後、海底に向かって勢い良く泳ぎ出しました。


 私はこの瞬間、まだ魚を釣り上げてもいないのに「ヤッタ! 待ちに待った日本記録だ!」と声を出してはしゃいでいました。(^o^)

 この時、魚を掛けたポイントでは切られる事は滅多にありませんので、ハリ外れによるバラシだけをひたすら心配してました。

 さすがに魚は簡単に上がって来ません、船の下でノソノソと泳いでいます。
 水面下2mぐらいの所までは浮かせる事ができるのですが、その後はモノスゴイ勢いで反転し、再び底付近(約6〜7m)まで走ります。

 イメージとしては、ノソノソと泳ぎ回る魚を水面付近までなんとか浮かせても、勢い良く反転され水中に潜られます。
 この時、ラインは6〜7m分出しっ放しとなり途中で止める事ができなくなります。
 ラインが止まる時は、魚が底付近に到着したから止まる感じになります。

 で、このヤリトリを繰り返し・・・ 繰り返し・・・

 15〜20分以上ヤリトリをしていたと思います。
 早くキャッチする為、岸壁から船を離そうとしたのですが、こんな時に限って船のエンジンがかかりません。
 チョークを引けば簡単にかかるのですが、2サイクルのオンボロエンジンなので片手では無理なので諦めました。

 そうこうしている間に、災厄の自体が発生、なんと、魚が岸壁の穴の中に入ってしまい動かなくなってしまったのです。
 この段階で船のエンジンをかけ、船が移動しないようにアンカーを下ろし停止しました。

 私の心臓はバクンバクン! 
 もちろん、黒鯛の心臓もバクンバクン? (^o^)

 ヤバイ・ヤバイ、「神様助けて!」と祈ります。
 しかし・・・

 魚が出てくるのを30分以上待ちましたが、結果は穴から出ないままラインブレイクです。
 ヒエ〜〜 
 回収したハリスは1mに渡りジャリジャリでした。涙・・・



 この後、10分間は放心状態。
 目が合った魚の大きさがメチャクチャ大きいだけにソノショックは大きかったです。

 船の上で大の字になり、誰もいない海に向かって大声を出し、「クソー、ツイテネー」と叫んでいました。(^o^)
      
 今回入られた穴は、岸壁沿いに数箇所空いています。
 海面からは確認することができない、海面下4m下の中層付近から底の間です。

 過去にもこの穴で、2回ほど80cmクラスのスズキに入られ切られたことがあります。
 逆に、穴に入いられた魚が出てきてキャッチできた事もあります。

 トラブルの穴の場所は、全て別の場所ですのでいくつあるのか全く分かりません。
 水面下20〜30cmの場所で確認した黒鯛は、ちょっとオーバーですが、軽自動車のフロントガラスぐらいありました。

 船の上から海中の魚を見ると、ニゴリ具合で、魚が大きく見えたり小さく見えます。
 夏場の薄ニゴリでは魚が小さく見えますので、化け物であった事は間違いありません。
 トホホ・・・ 


 釣り雑誌に、記録的な大物は『口の周りが白い』とか、『身体にフジツボが付いている』などと書いてある記事を読んだことがありますが、私の確認した黒鯛は、極一般的な色をした魚です。

 身体の形は、頭が大きく、まるでGT(ジャイアントトレバリー)のような体型でした。
 まあ、一般的な真鯛を想像して頂ければ良いのですが、色が銀色だったので・・・。


 今でも夢の中に出て来ては、私の心を苦しめています。(^o^)
 余りにもショッキングな結末でしたので、思い出すと悔しさでイライラしてきます。

 釣りの世界では、逃がした獲物は大きいと良く言います。
 この話しを信じる信じないは皆さんしだいですので、釣りの宣伝の為に考えた文章と思われても仕方がありません。
 魚を手にしてこそ真実なのですから・・・


 まあ、魚を掛けただけでも、自分の夢に1歩近づけたのだから神様に感謝しないとね!
 でも、今後こんな奇跡が再び巡って来るのか、とても心配です。
 二度と、このクロちゃんに会えないような気がするのです。 ハァ〜〜!


☆体験談2
 釣り仲間の横田さん(黒鯛工房テスター)から聞いた体験談と友人の話についてご報告致します。


@横田さんの体験談
 場所は川崎某所のテトラ、目測60cm以上だそうです。

 魚はヤリトリの最中ノソノソやっていましたが、水面に身体が飛び出した瞬間に物凄いパワーでテトラの穴に突進し、ラインブレイクしたそうです。

 魚の姿はニゴリの関係で薄っすらとしか見えず、ハッキリ見えたのは尻尾側の1/3程度だそうです。
 良く見ている50cmクラスの黒鯛に比べ、一回り以上(10cm以上)大きかったそうです。
 テトラ場合は誰が魚をかけても難しいですよね!


A友人の体験談
 場所は川崎某所、船からの落し込みです。
 魚がヒットした当初、船の下でノソノソしていたそうで、何の魚がヒットしたか全く分からなかったそうです。

 約30分掛けてようやく水面に浮いて来た魚は、黒鯛で60cmを優に超えるジャンボだったそうです。
 魚を目で確認した瞬間、猛スピードで泳ぎ出し、ラインブレイクしたそうです。

 この方は、私と同じでバラシタ直後から放心状態、釣りをする元気も無くなり帰ったそうです。
 私の場合は、近くにもジャンボがいるかも知れないと2時間以上がんばりましたが、その後、黒鯛は1匹も釣れませんでした。

 この他にも、大物をヒットさせた話しや、竿を折られた話し、当船でお客さんが体験した話などがありますので、今後、『黒鯛・大物体験談』なる文章を作成しご報告したいと思います。




☆最後に
  
 東京に住んでる一般の釣り師の方々が、私の船に乗船した時、良く口にする言葉をご紹介します。

 「1年釣り場に通って釣れる黒鯛の半分が、1日や2日で釣れてしまった!」

 「スゴイですね! ホンとに簡単に釣れるんだね!」

 「こんな風に、簡単に釣れると、磯・堤防・テトラで一生懸命釣るのが馬鹿らしくなりますね!」

 「東京港で50cm・2kg前後の黒鯛が良く釣れるのにはビックリしました!」

 「今まで散々黒鯛を狙って来たけど、はじめての釣りで何の苦労も無く、見たことの無い大物が釣れてしまった!」

 「今まで、大型の黒鯛を求めて地方遠征していたのが恥ずかしい!」

 「磯釣りの場合、コマセを購入し、沖磯に渡船していたが、こんなに面白い釣りは体験したことが無い」

 「エサ取りの猛攻撃を受けないのが良いね!」

 「船からの釣りがこんなに面白いとは思わなかった!」

 「キット病み付きなります!」⇒なりました。

 「アタリが出た瞬間が良く分かるので、非常に勉強になります♪」


 最近の私はこの面白い釣りばかりしているので、堤防で30分間、何もアタリが無いとスグ飽きてしまいます。(^o^)
 サラリーマン時代、堤防から釣りをする際、1日数回あるアタリを求めて探り歩くのが楽しかったのに・・・。

 日頃、黒鯛がなかなか釣れないと思っておられる方には是非体験して頂きたいです。
 でも、私の船で、お客様が日本記録がを釣ってしまったら、多分ショックで私は死ぬと思います??? (^o^)