| ■シーバスと黒鯛を狙うシーズンについて |
| 私がシーバスと黒鯛を狙うシーズンは、釣り方の問題で限られた時期になります。 東京湾のでは、釣り場によっては1年中シーバスと黒鯛が釣れますが、私のホームグランドの場合、下記のシーズンとなります。 営業期間は5〜11月中旬までとなっておりますが、基本的には、魚が釣れ出したら営業スタート、釣れなくなったら営業終了となります。 |
| ◎黒鯛・エサ釣り 開始 = 早くて6月前半、遅くて6月末 終了 = 早くて10月前半、遅くて10月中旬 |
| ◎シーバス・エサ釣り 開始 = 早くて4月後半、遅くて5月中旬 終了 = 早くて10月前半、遅くて10月中旬 |
| ◎シーバス・ルアー 開始 = 早くて3月中旬、遅くて5月前半 終了 = 早くて10月中旬、遅くて11月中旬 |
| ●開始時期は海水のニゴリ具合で早くなったり遅くなったりします。 当船が行う釣り方は、エサ釣り・ルアー共に表層を狙う釣りの為、水温上昇とニゴリの要因で、魚が水面付近に浮いてこないと全く釣れません。 ●上記の期間以外でも多少いは釣れますが、1日真剣に狙ってボーズとなったりと、釣れる日と釣れない日の差が激しく釣果が安定しないので狙いません。 ●上記の期間以外の期間、本業の漁師生活に戻ります。 |
| ■黒鯛編 冬場、黒鯛を狙わない理由 |
| 黒鯛は昔から回遊魚と言われており、春先のノッコミに始まり、秋の落ちで1年が終了すると言われています。 しかし実際は、東京港から横須賀方面へ回遊する黒鯛もいれば、1年中同じ場所に居付く黒鯛もおり、1年中狙う事ができる釣り場が存在します。 回遊しない要因はわかっていませんが、15年以上前から行なっている黒鯛の稚魚放流事業が、居付きの黒鯛を増やした要因ではないかと言われています。 その他、海に流す温排水(冷却水)の関係で湾の奥でも生息しやすい条件が揃っているのではないかなど、様々な意見がありますがその要因はわかっていません。 東京港内にも、このような居付きの場所があり1年中狙う事ができます。 しかし、釣果は釣れる日よりボーズとなる日が多い事から私は真剣に狙いません。 また、私の行なう船からの落とし込み釣りではコマセなどの寄せエサは一切巻きませんので、釣れない時の退屈さが辛抱できないのも狙わない理由の1つです。 サラリーマン時代、黒鯛釣りに熱中していた頃は、1日1回のアタリがあれば満足していたのに・・・。 昔の根性は何処へ行ったのだろう・・・(^o^) まあ、実際には、のんびりと釣りを趣味として楽しむ時間が無くなってしまった事が、その大きな理由ですがね! |
| ◎ホームグラウンドで、黒鯛が釣れる時期〜釣れなくなる時期 シーバスの釣りと異なり、黒鯛狙いのスタートが6月中旬となるのには理由があります。 これは、毎年私のホームグラウンドで釣れ出すのが6月前半から中旬頃になるからです。 海水のニゴリがあれば5月中旬頃から日に0〜2匹釣れるのですが、釣れない日が多く、釣れてもサイズが40cm前後と小さいです。 6月に入ると日に0〜3匹ぐらいポツポツと安定して釣れ出し、6月後半頃から本格的な黒鯛のシーズンとなります。 良い釣りができるのは9月末までで、10月に入ると日に0〜3匹(30cm以下は除く)と釣果が悪くなってゆき、10月中旬には間違って釣れる程度となります。 |
| ◎海水のニゴリによる釣れる時期の変動 黒鯛を狙う水深は深くて4mまでです。 ニゴリが薄い条件では、魚から人間の姿が見えてしまいますので、警戒心の強い黒鯛は逃げてしまうか、その場から動かずジ〜っとしています。 しかし、人間のワナに気づかない黒鯛はエサに反応しパクリとくわえます。 但し、ニゴリが無くスミスミの条件では口を使ってくれない事が多いため、必然的に黒鯛狙いを諦める事が多くなります。 今後、見える黒鯛の捕食行動についての文章を作成する予定です。 黒鯛の釣れる時期〜釣れなくなる時期を左右するのは、海水のニゴリが良い感じで「発生するか薄くなるか」で変わってきます。 黒鯛が早い時期から釣れるパターンとしては、3月前半頃からニゴリだし、良い感じで湾全体が茶色く変色すれば状況は最高となります。 まずはシーバスがルアー・エサ共に良い感じで釣れだし、5月前半のゴールデンウイーク頃からエサ釣りでポツポツ黒鯛が混じり始めます。 同様に、10月末頃まで良いニゴリが残っていれば黒鯛が釣れ続きます。 但し、サイズは徐々に小さくなり40cm(30cm以下を除く)前後の魚が多くなります。 |
| ◎海水のニゴリが悪いと黒鯛狙いは早々終了 私の行なう船からの落とし込み釣りは、ニゴリが無いと黒鯛は全く釣れません。 狙う場所によってはニゴリが薄い条件でも釣れる可能性はありますが、釣果を左右するのは運しだいとなります。 黒鯛はニゴリの濃さで釣果が左右される魚ですので、前日良い釣りをしたとしても夜間吹き続ける風向きが悪いと、ニゴリが薄くなったり消えてしまったりします。 この様な時、若干薄くなっただけで全く釣れない条件に変わってしまうことが多々ありますので、自然は不思議が一杯です。 釣り船の仕事をはじめて以来、このニゴリの問題で泣かされ続けています。 異常気象によりニゴリが発生しにくくなり釣果が安定しません。 また、大雨が降っただけでニゴリが消えてしまい、好調な条件から、最悪の条件に急変する状況が続いています。 特に毎年6月末にやってくる梅雨が最悪で、ニゴリが綺麗に消えてしまいます。 この関係で年間で2番目に良く釣れる7月の釣果が、ニゴリが無い関係で最悪となっております。 また、9月についても、本来は年間で一番良く釣れる時期なのですが、ニゴリが発生しない関係で最悪の釣果となっております。 以上の理由から、エサ釣りで釣れる時期の「釣れる条件」は、全て海水のニゴリ具合が左右する事になります。 ☆海水のニゴリに関する詳細は、項目、【エサ釣り編 釣れる条件・釣れない条件】を参照してください。 |
| ■エサ釣り/シーバス編 冬場、シーバスを狙わない理由 |
| エサ釣りでシーバスが釣れる条件は黒鯛狙いとほぼ同じです。 違いは、海水のニゴリが良ければ、4月の前半から11月中旬頃まで釣れる事です。 黒鯛狙いと同様、通常狙う水深は深くて4mまでですので、ニゴリが薄い条件では、魚から人間の姿が見えてしまう関係で、警戒心の強いシーバスは逃げてしまうか、その場から動かずジ〜っとしています。 しかし、人間のワナに気づかないシーバスはエサに反応しパクリとくわえます。 また、ハリやハリスを見極める視力を持っている事により、エサには近付きますが、エサの目の前で静止し、捕食するか考える行動に移る魚もいます。 で、我慢できずにパクリくわえる魚もおりますので見ていて面白いです。 黒鯛狙い同様、シーバスの釣れる時期〜釣れなくなる時期を左右するのは、海水のニゴリが良い感じで「発生するか薄くなるか」で変わってきます。 また、冬場はニゴリがスミスミになる事と、海水温が下がるとシーバスが中層から底付近に移動する為、当船が行う釣り方ではボーズになる可能性が高くなります 以上の理由により、海水のニゴリの薄い時期の出船は中止しております。 |
| ■ルアー/シーバス編 冬場、シーバスを狙わない理由 |
| ルアーでシーバスが「釣れる条件・釣れない条件」は、エサ釣り同様、海水のニゴリ具合によって変わってきます。 エサ釣ほど、釣果が極端に変動するようなシビアナ状況とはなりませんが、薄いニゴリのある条件から比べると、釣果が1〜3割程度に減少します。 冬場はこのニゴリが無い関係で、当船が行うミノープラグを使った表層狙いの釣り方で釣れなくなりますので出船を中止しております。 長年の漁師生活の中で、効率良くシーバスを狙い、尚且つ数多くの獲物をキャッチするには、ミノープラグを使った釣り方が、毎日安定した収入を得ることができる事がわかりました。 東京港のシーバスは冬場になると中層〜深場に移動してしまいますので、釣り方がジグやバイブレーションを使った釣りが主流となります。 私はこのジグを使った釣りが面白く感じないので必然的に嫌いになり真剣に狙わなくなりました。 但し、ヤルキ満々のシーバスの群れが入っている時は、ニゴリに関係なくミノープラグを追いますので楽しい釣りが出来ます。 この幸運を体験できるかは運次第ですけど・・・。 |
| ◎ホームグラウンドで、シーバスが釣れる時期〜釣れなくなる時期 毎年、3月の前半からマアマアのニゴリが発生すると、3月中旬頃からデイゲーム・ナイトゲーム共にミノーで釣れ出します。 また、11月末になっても薄いニゴリが残っていれば、デイゲーム・ナイトゲーム共にミノーで釣れ続きます。 逆に、ニゴリが無いと釣れない期間が長くなり、5月になってもミノーに反応が無かったり、魚は見えるけどルアーを警戒してバイトしないと言った最悪の状況が続きます。 今までの経験から、表層の水温がニゴリのお陰で上がれば魚が浮いてきてミノーを追うようになり、11月以降、表層の水温が日に日に下がる事により、シーバスの遊泳層も深くなるようです。 当船が行うミノープラグを使った釣り方は表層狙いですので、表層に魚が浮いていないと必然的に釣果が悪くなります。 以上の理由から冬場シーバスを狙う事を中止しています。 |
| ◎冬場、ナイトゲームなら釣れる可能性はある。 11月から〜4月に掛けてナイトゲームであればミノーで釣れる可能性の高いポイントが存在しますが、収入の面で殆ど狙わなくなりました。 この時期、底引き網で大量のスズキが水揚げされます。 漁師としての生活を考えると、必然的に築地市場での取引価格が下がるので数を釣っても燃料代にしかならない事が多く生活できないので狙うのを止めました。 どうしても釣りをしたい方は、東京湾には多くの船宿・チャーターボートが営業していますので、釣果情報を確認し、釣れ出したら即効で出かけるのが良い方法です。 |