当船が行う釣り方の関係で、最も注意が必要なのは「風」の問題です。

 一般的な釣り船と違い、魚を狙う際、特殊な攻め方と船の流し方をしますので、風の『向きや強さ』によって、釣りをする事ができないポイントが出てきます。
 小型船の場合、釣りがしやすい反面、大型の釣り船と異なり風の影響を受けやすいので、出船できない状況がでてきます。

 ホームグラウンドである大井〜葛西の場合、北風は「陸風」となり、海はナギの状態となりますが、南風は「沖からの風」となり、海に波が立つシケの状態となります。

 この南風が曲者です。
 風が弱い場合は、魚の活性を上げる良い働きをするのですが、風速が13mを超えると海上はガボンガボンの状態になります。
 いずれの風も、風速8mを超えると徐々に釣りずらくなり、魚を狙うポイントがある程度限定されてしまいます。

 予約されたお客様には、前日の最終確認の際、「風」についてご報告しています。
 午後19時の天気予報を確認し、翌日の出船を決定します。
 条件が悪いようであれば、キャンセル(手数料不用)が可能です。


■風の状況
強風が予想される場合
 釣り好きの方にとっては、天気が悪かろうと、貴重な休みを有意義に使いたいとお考えの方が多いのではないでしょうか?
 まあ、昔の私がそうでしたので・・・(^o^)

 今までの経験から、気象庁が予報した風向きより、当日の釣果がある程度予想できるようになりました。
 これば、前日までの状況・海水のニゴリ・攻める場所の魚の入り具合から推測します。


 予想できる釣果に付いては、前日・19時以降に行う最終確認の際ご報告し、出船するかキャンセル(無料)にするかの判断をして頂いております。

 天気予報では、「強風の注意報・警報」が出ている時でも、実際、問題の無い場合も多々ありますので、いつも判断に苦慮しております。

 東京港周辺は、入り組んだ地形の為、安全に釣りができるポイントが数多く存在します。
 但し、釣果の保証はできませんが、天気の状態と前日までの釣果状況を踏まえ、『場所限定』にてご予約をお受けする場合もあります。


突発的な強風の場合 
 私のホームグラウンドは都会の岸寄りですので命の心配はありませんが、本命のポイントでの釣りを中止する状況になるかもしれませんので、あらかじめご了承下さい。

 問題なのは、天気予報の予報修正・低気圧の通過・雷雲が近付いた時など、突然突風が吹く場合があります。

 問題が発生した場合は岸よりに移動し、風や落雷が避けられる場所へ避難しますので心配ありません。
 この為、30分〜1時間釣りを中止する場合があります。
 もちろん、最悪の場合は早上がりする事もあります。


雨の場合  
 雨に関する問題はありません。

 但し、前日からの雨の場合、海水のニゴリが薄くなり、釣果が悪くなる危険性があります。
 これは今までの経験で予測のできない状況です。

 ホームグラウンドが江戸川・荒川・多摩川の河口に位置しますので、大雨が降って3〜5日してから状況が悪くなる時もあります。

 黒鯛は雨にニゴリを嫌がるケースが目立ちますが、シーバスは雨水の白ニゴリの関係で『大釣りの可能性』があります。
 まあ、釣果を左右するのは”運”しだいですがね!(^o^)


 お客さまによっては、「雨が大嫌いなのでキャンセルしたい。」とのご要望がある方がおります。
 キャンセル(無料)はOKですので、大嫌いな方はご遠慮なされずご相談ください。
 私も、たまには休みを取らないと死んでしまうのでキャンセル大歓迎です。(^o^)


雷の接近 
 雷が接近した場合、岸よりに移動し、道路の橋の下などへ避難しますので心配ありません。
 この為、約30分〜1時間程度釣りを中止する場合があります。

 私は雷が嫌いですので早めに行動を取ります。
 雷は近くの建物に落ちずに、海に落ちる場合がありますので注意が必要です。


 例えば東京湾内でも、沖の堤防に乗っていた場合、海に落ちた雷の電気が堤防まで伝わることがあります。
 非常に恐ろしいことですが、実際に野島・横浜・川崎で体験しました。

 また、伊豆の沖磯で夜釣りの最中、雷が近付くが避難する場所がなく、死ぬかと思った経験もあります。

 もしも雷で死んでしまったら、葬式の場で、「あいつは好きな釣りをしながら死んだのだから幸せだよ!」、「でも、雷が接近している時に釣りをしているなんてバカだよな〜」、「運の悪いヤツ!」なんて小言を言われたくないので、落雷では死にたくないと常々思っております。(^o^)


出船時間による風対策 

 出船か中止かを左右するのは
南風の問題です。
 南風が吹くと沖向きの風の為、波立ち釣りがしづらくなりますので、この問題でいつも悩まされています。

 営業期間中、東京港周辺の風向きは、4つのパターンがありますのでご紹介しましょう。
 

@早朝から10時頃の掛けて陸側からの北風が吹き、10時をすぎた頃より沖側からの無風⇒南風に変わります。
 この現象が、天気予報で良く聞く
”北日中南の風”です。

 この天気は一番釣りがしやすい条件なのですが問題もあります。
 お昼を過ぎた頃から徐々に南風が強くなり、風速10m前後の風となります。
 当船の釣り方の場合、風速8mを超えると徐々に釣りずらくなり、ポイントがある程度限定されます。


Aそよそよの南風が朝から吹きっぱなし。
 まあ、夏場に多いごく普通の気象条件。
 この現状は近年多くなり、海水のニゴリが発生しない要因になっていると私は思っています。


B低気圧接近により北風・南風が強く吹きます。
 この件は、当日の何時頃から強く吹くか天気予報である程度予測できます。
 どちらの方向の風も、風速8mを超えると釣りづらくなります。


C東京都心・温暖化現象
 近年、早朝の北風が吹かない事が多くなりました。
 昔は、深夜0〜3時頃には無風になり北風に変わっていましたが、近年は無風状態のまま北風が吹かなかったり、南風がそよそよ吹きっぱなしの状況となります。

 天気予報では「北日中南の風」と言っていますが、実際には何日間も南風が吹きっぱなしの状況となります。

 NHKの話しでは、近年、都心温暖化が進み、いろいろの面で弊害が出ているとの事。
 また、大気の温暖化以外に、工場の冷却水用に使われている海水(温水)が海に流されています。

 この事が海水温を上げる働きがあるそうで問題になっているそうです。
 海水を冷却水として使用している工場は、一般の工場以外に、東京電力の発電所・下水処理場などがあるそうで、現状では排気ガス規制のような対処方法が全くない事が問題だそうです。


 以上の事から、南風による釣りにくい状況を少しでもカバーするには、出船の時間をできるだけ早くし、13〜14時頃沖上がりするのが理想です。
 夜のルアーによるシーバス狙いの場合、5月〜11月までの期間、15時〜23時頃までは約9割が南風ですので釣りづらい状況が続きます。